コミュニケーションの“量”を爆発的に増やし、
チームのリビルドを推進する

西日本電信電話株式会社

コミュニケーションの活性化/チームビルディング/拠点間の情報連携の強化

導入前の課題
  • Web会議ツールのみでは社内外の開発メンバーとの密な連携がとれない
  • コミュニケーションの“質”はともかく、“量”が圧倒的に不足している
  • アジャイル&DevOpsの開発スピードを上げる新たなツールを導入したい
選んだ理由
  • 手軽にコミュニケーションの機会を増やせる
  • ストレスフリーでメンバー間のやりとりができるUI
  • 共同作業、1on1の相談、雑談まで幅広い用途で使える
成果・効果
  • 誰もがリアルタイム、自律的に話し合える場によりチームの結束力が向上
  • 開発のスピードアップはもちろん、サービス不具合時の対応も迅速化
  • チーム一丸となったスピーディな開発・運用体制を実現

ハイブリッドワークが当たり前になった現在、以前に比べて社員同士がオフィスで対面して話す機会はめっきり減ってしまいました。代わりに利用頻度が増したのはTeams、WebexといったWeb会議ツールです。確かに定例ミーティングなどの会議では便利ですが、議題が決まった場では、なかなか会議に関係ない雑談などを仕掛けるわけにはいきません。しかし、かつてはオフィスや廊下、休憩スペースなどで交わした他愛のない雑談から、新たなビジネスのアイデアが生まれたり、会話した相手の意外な得意領域に気づいたりするようなこともあったのではないでしょうか。

地域社会を取り巻くさまざまな課題をICTの活用で解決する先駆者として、西日本電信電話株式会社は社会の発展や持続的成長(SDGs)に貢献する取り組みを進めています。同社が提供しているNTTグループ公式のビジネスチャット「elgana」(エルガナ)は、200万ID以上の導入実績を持つ人気サービスです。elganaの開発チームは社内外のさまざまなメンバーで構成されており、ほぼメンバー同士がリアルで対面する機会は皆無でした。開発チームのリーダーに就任した蟹澤圭奈さんは、従来の開発体制の刷新を決断します。そのためにWeb会議ツールによるコミュニケーションの“質”の確保に加え、“量”を爆発的に増やす新たなコミュニケーションツールを導入する必要があると感じていました。

そこで蟹澤さんはNeWorkを導入し、さまざまな工夫を凝らすことで、メンバー間のフランクなコミュニケーションの場をつくりました。結果、メンバー間のコミュニケーションの“量”を爆発的に増加させコラボレーションを加速、チームのリビルドを達成しています。これにより開発のスピードは格段に向上しました。はたして、蟹澤さんはNeWorkをベースに、どのような取り組みを進めていったのでしょうか。

西日本電信電話株式会社について

安心・安全な通信サービスの提供とともに、ICTで社会課題を解決する先駆者として、社会や産業のデジタル・トランスフォーメーション(DX)や、地域の活性化などを進めている。

導入前の課題 開発改善のために体制を刷新したいが…

地域社会を取り巻くさまざまな課題をICTの活用で解決する先駆者として、西日本電信電話株式会社は社会の発展や持続的成長(SDGs)に貢献する取り組みを進めています。昨今ではSaaS系のクラウドサービスにも力を入れており、なかでもNTTグループ公式のビジネスチャット「elgana」(エルガナ)は、初心者でも簡単に使い始められるすぐれたUIにより、200万ID以上の導入実績を持つ看板サービスのひとつとなっています。

elganaの開発チームを率いる蟹澤圭奈さんは、2年前に開発責任者に就任した際に開発環境のリニューアルに取り組みました。「アジャイル&DevOps※1のスピーディな開発環境へのシフトを目指し、そのためにはコミュニケーションの“質”と“量”が重要になると考えていました。実はelganaの開発体制は複雑で、社内だけではなく複数社の社外パートナーを含む約120名のメンバーがいます。昨今のリモートワーク中心のワークスタイルでは、社内外のメンバーとリアルに対面する機会もほとんどありません。開発のスピードを上げるために、抜本的なコミュニケーション改革が必要だったのです」

従来のメンバー間のコミュニケーションでは、TeamsやWebexといったWeb会議ツールが重宝されていました。定例ミーティングなどでは重要な役割を担っていたため、コミュニケーションの“質”についてはクリアできていたものの、圧倒的な“量”の不足を蟹澤さんは感じていたそうです。「メンバーとのコミュニケーションには参加者のスケジュールに応じた時間調整、会議室の予約、会議を立ち上げる手間もかかります。しかも、会議では議題に沿った話し合いが中心になるため、たとえば、オフィスの廊下ですれ違いざまに立ち話をするといった気軽な雑談は気後れするものです。5分とはいわず、1分、2分の雑談を積み重ねてコミュニケーションの“量”を増やす新たなツールの必要性を感じていました」

※1:ソフトウェアやシステムの開発手法の一つ。開発担当者と運用担当者が協力することで、より価値の高いサービスを提供することができる。

選んだ理由 「NeWork」ならストレスフリーで
気軽にコミュニケーションができる

新たなコミュニケーションツールの検討にあたり、最初から蟹澤さんには目星をつけていたサービスがありました。「たまたま、前職で一緒に仕事をしていたチーム、そして現職のパートナーが使っていたツールがNeWorkでした。前々から面白そうなツールだなと思っていたのですが、パートナーのグループに入れてもらって実際に触ってみると、とても使いやすく、とくにコミュニケーションの“量”を増加させるアプローチには最適だと感じました。他に比較検討すべきツールもあったと思うのですが、僕のチームに求める必要十分な条件をクリアしていたため、あれこれ迷うことなく、すぐに導入を決断したのです」

Webブラウザで利用できるためインストール作業は不要、手軽に導入できることがNeWorkの強みのひとつです。「申し込んで、すぐに開発チームで使い始めました。ワークスペースにいる全員が目に入り、どこで誰が会話しているかもリアルタイムにわかるため、入った瞬間に会話が始められ、ワンクリックで1on1の声がけもできます。ストレスなくコミュニケーションできる点が、とくに評価したポイントです」

NeWorkの導入にあたり、蟹澤さんは開発メンバーにアナウンスはしたものの、とくに利用を強制しなかったといいます。あえて細かいルールもつくらなかった理由は、メンバーの意思で自由に使ってほしい思いがあったからです。「ここで話せと指示しても、いいコミュニケーションは生まれません。あくまで、よかったら使ってみてのスタンスです。もちろん、みんなに使って欲しい思いはありますので、僕自身がNeWorkにメンバーを誘って話すようにしたり、新しい定例ミーティングをNeWorkで開催しようと提案したり、積極的に利用機会を増やす努力はしました。さらにNeWorkに常駐することで、“あそこに行けばリーダーと話ができる”という噂を広め、ごく自然に利用者が増えていった印象ですね」

「現在もお堅い会議はTeamsで開催しますが、振り返りやフォローをその後すぐにNeWorkでできるので効率がいい。間を埋める、補完するコミュニケーションがたくさん取れるところに大きな価値を感じています。最近、追加されたリアクション機能は最高ですね。僕はNeWorkのバブル(部屋)に入室したら、まずハートを連打して合図を出してからマイクミュートを解除して話し始めるようにしています(笑)」(蟹澤さん)

西日本電信電話株式会社 バリューデザイン部
コアソリューション部門
サービスプラットフォーム担当
担当課長 蟹澤 圭奈さん

成果・効果 チーム一丸となったスピーディな
開発・運用体制を実現

NeWorkを導入してから、目に見えて開発メンバー同士が話す機会は増えたと蟹澤さん。「想定していたコミュニケーションの“量”の目標には、現時点で達していると思います。僕は話すのが好きなので、仕事のことに限らず雑談を仕掛け、積極的にメンバーと話す機会をつくってきました。僕のことを知ってもらう、メンバーたちのことを知るきっかけは、かなりつくれているはずです。僕が積極的にみんなと話すことでチームのムードも良くなると思うので、実際にしょっちゅうみんなに声をかけて邪魔している感じです(笑)。あえてチームの責任者らしからぬ態度で接することを心がけているせいか、“もっと尊重してくれてもいいんじゃない?”と思うほど、気楽な感じで声をかけてくれるメンバーもたくさんいます(笑)」

雑談をはじめメンバー同士のコミュニケーション量が増え、連携が活性化すれば、お互いの人となりや得意なこと、苦手なことなどがわかってくるものです。それを適材適所の人員配置、最適なチーム編成などに活かせれば仕事の効率は格段に上がっていくでしょう。「会話や対話の回数が増えるとお互いの壁が取り除かれ、より自然なリアクションが得られるようになり、その人のことが深く理解できるようになります。なにをやりたいのか、どういうことが好きで嫌いなのかが見えてくると、仕事はスムーズに進みやすくなります。僕に限らず、多くのメンバーがいろいろな相手と気軽にコミュニケーションできるようになったことを喜んでいるようです」

当初、目指していた開発を高速化、効率化する効果も徐々に出てきているようです。NeWorkでは、自由に部屋のようなバブルをつくることができますが、「誰が?」ではなく「なにを?」にフォーカスすることがポイントだと蟹澤さんは指摘します。「まず前提として、elgana開発チームは社内社外を問わずすべてのユニットに裁量権を持たせ、関係性をフラットにしています。そうすることで自然発生的に各ユニットのバブルができ、自律的に自身のミッションを進めていくようになります。さらにユニットを横断した、なにを話すかのバブルも自由に立ち上がり、ユニット間、担当者間のコミュニケーションが管理者を経由することなくダイレクトにできるようになります。これにより格段に開発のスピード感が上がっています」

余談ですが、真面目な話をするためのバブルであっても、名前まで真面目である必要はないというのが蟹澤さんの持論です。「若いメンバーが“カフェ”というバブルをつくっていたのですが、ふざけて“純喫茶”と書き換えた結果、僕と同世代のおじさんだけが集まるようになりました(笑)。申し訳ないことしたなと “純喫茶”を画面の外れに移転、いまでは中央の一等地に“銀座のスタバ”があります(笑)」

elgana開発チームでは開発と運用を一括体制で取り組んでいるため、サービスに不具合が出たといった急ぎの対応が必要になった際に集まる専用バブルをNeWork内に用意しています。「緊急時には関係者が一斉に集まり、全体方針を決めます。するとスピンオフして調査チームや対策チームなどが自然に立ち上がり、別のバブルに集合して話し合い、自律的に対応を進めていくのです。緊急時にWeb会議ツールのような会議を立ち上げ周知する手間がないため、俊敏に動けるようになったと感じています」

elganaとNeWorkは同じコミュニケーションツール、非常に開発の思想が似ているかもしれないと蟹澤さんは感じています。「論理的な便利さのみを追うのではなく、情緒的な気持ちのいい使い勝手にも強いこだわりを感じる点がNeWorkの好きなところであり、使い続けたい理由です。elganaもそうありたいと思っています。難しいことはわかっていますが、お互いに気持ちよさを追求するチャレンジを続けていければいいですね」

elgana とNeWorkの切磋琢磨が、いつかビジネスのコミュニケーションを一変させるかもしれません。

今回の事例のポイントは、あえてメンバー間のコミュニケーションの“質”を確保するWeb会議ツールとは別に、NeWorkを併用することで圧倒的なコミュニケーションの“量”を確保したことにあります。これによりチームのリビルドに成功し、開発のさらなる高速化を実現できているのです。ともすれば、ビジネスシーンではコミュニケーションの質ばかりを追いかけてしまいがちですが、量という観点でコミュニケーションを見直してみるのも、ビジネスの活性化には有効といえるのではないでしょうか。

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