Web会議とチャットでは埋められない
コミュニケーションの「隙間」

株式会社スクウェア・エニックス

コミュニケーションの活性化/リモートワークの効率化

導入前の課題
  • Web会議やチャットだと、言葉のニュアンスと温度感が伝わらない
  • 先輩の仕事を見せて技術を教えるのが、在宅勤務ではやりにくい
  • 在宅勤務に役立ちそうなツールは、気軽にいろいろ試したい
選んだ理由
  • チームメンバーの状況が見えて、すぐ気軽に会話できる
  • シンプルな操作感で、誰でも迷わずに使える
  • 動作が軽く、他に重いソフトを立ち上げていても気にならない
成果・効果
  • お互いの画面を共有しながら、先輩が後輩に指導できるように
  • 他の人の会話を「聞き耳」することで、人となりが知れるように
  • マネジメントする側が、各メンバーの状況を一望できるように

「在宅勤務でも、いつも通りPCで仕事できるから大丈夫」、そう考えている方は意外と多いのではないでしょうか。たしかに業種・職種によっては、オフィスでも在宅でも同じように作業ができることもあります。一方で、コミュニケーションという観点では、オフィスと在宅勤務で想像以上の変化が起きているかもしれません。

スクウェア・エニックスは、2020年12月1日より在宅勤務を恒久的に制度化しました。緊急事態宣言が明けてからは、出社を中心に働く「オフィスベース」と、在宅を中心に働く「ホームベース」を、プロジェクトごとに選択できるようになっています。

作業環境が大きく変わる時期に立ち上がったプロジェクトチームの方に話を聞くと、機材を家に持って帰れば問題なく作業はできて、在宅勤務への移行時に大きな混乱は起きなかったとのことでした。しかし、実際に仕事を進める中で、少しずつコミュニケーションの壁に気づき始めたそうです。

在宅勤務によって、どんな課題が生まれて、どのように解決したのか。同チームのお二人に詳しくお話を伺いました。

株式会社スクウェア・エニックスについて

2008年設立。ゲームの企画・開発・販売を中心とするデジタルエンタテインメント事業、アミューズメント施設の運営および業務用ゲーム機器の企画・開発・販売を行うアミューズメント事業、コミックやゲーム関連書籍の企画・制作・発行などを行う出版事業、自社IPの管理を行うライツ・プロパティ等事業を展開している。

導入前の課題 オフィスで当たり前にやっていた
コミュニケーションができない

スクウェア・エニックスは、ゲーム・アミューズメント・出版を主な事業としている企業です。

ゲームの開発現場には、大きく分けて企画職と開発職がいます。もともとディレクターやプロデューサーなどの企画職はノートPC1台で仕事をすることが多く、在宅勤務に移行しても作業環境に大きな変化はありませんでした。開発職もデータはクラウド化されていたため、会社から機材を自宅に持ち帰れば同じように作業することができました。

そんな中、在宅勤務において最も大きな問題になったのが、コミュニケーションです。

「ゲーム開発という業種の特徴かもしれないのですが、文書化できないノウハウが、すごく多いんです。先輩の仕事を盗み見て学んだり、業務の指示のついでにアドバイスを受けたり、今までオフィスで当たり前にできていたコミュニケーションが絶たれたことで、技術の伝承が難しくなったと感じましたね。」(岡村さん)

株式会社スクウェア・エニックス
アートディレクター/シニア・マネージャー
岡村 礁さん

一般的なWeb会議ツールやチャットツールだけで連絡を取っていると、業務に必要な最低限のやりとりになってしまいがちです。しかし、仕事をスムーズに進めたり、何かを学んで成長したりするためには、雑談に近い気軽な会話が大きな意味を持っていることも多いのです。

「ちょっとした話をするためにWeb会議ツールでミーティングをセットするのは、気が引けちゃったりするんでしょうね。それでみんな『また次に話す機会でいいや』と遠慮しがちになっていました。 」(保髙さん)

株式会社スクウェア・エニックス
プロデューサー/シニア・マネージャー
保髙 達也さん

Web会議やチャットでは、言葉のニュアンスやと温度感が伝わりにくいことも問題になっていました。在宅勤務への移行とほぼ同時期に立ち上がったプロジェクトのため、実際には会ったことのないメンバーもチームには多くいます。

相手の人となりがわからないと、どんな温度感で話しているのか、テキストから読み取ることは非常に難しいです。特にプロデューサーやマネージャーは厳しい指摘をしなければならない機会が多いため、余計な威圧感や冷たい印象を与えないよう、言葉のニュアンスには気を配る必要がありました。

選んだ理由 シンプルで使いやすく
常駐させても動作が軽い

Web会議ツールとチャットツールのみでの在宅勤務から、もっとコミュニケーションを改善できるツールを模索する中で、保髙さんが出会ったのがNeWorkでした。

NeWorkは、チームメンバーの状況が一目で見えて、ワンクリックで気軽に話しかけられることが特長特徴のオンラインワークスペースです。会議や1on1はもちろん、ちょっとした相談・雑談、画面共有しながらの共同作業などにも使えます。

保髙さんは社内の他のプロデューサーからNeWorkを紹介され、「バーチャルな空間で働いている人の様子が見えるという話に興味を引かれて、とりあえずやってみるかという気持ちで使い始めました」とのこと。当時のNeWorkは無料のベータ版でしたが、現在も20名までは無料で利用できるFreeプランがあるため、気軽に使い勝手を試せます。

導入に際して大きな苦労はなく、メンバーが使い方に困ることもなかったそうです。「シンプルで使いやすいのがNeWorkの一番いいところ」と保髙さんは語ります。

アプリの動作の軽さも、導入の決め手になりました。ゲーム開発の仕事では、負荷の重いソフトを複数同時に立ち上げていることも多く、岡村さんは「本当は表計算ソフトも立ち上げたくないくらいで、常駐するコミュニケーションツールが重いと致命的」と感じられていたほどです。そんな中で、NeWorkには不自由を感じなかったとのことでした。

一方で「より良い在宅勤務の方法の模索を止めたくない、在宅勤務での働き方について思考停止したくない」という考えから、NeWork以外のツールを試した時期もあったそうです。しかし他ツールの利用後、メンバーにアンケートを取った結果、1週間でNeWorkに戻ることに。その理由についてお二人は、このように語ります。

「NeWorkは初期から利用していますが、改善スピードが好印象でした。長い目でサービスを良くしていこうというビジョンが感じられて、それが決め手になったかもしれないですね」(保髙さん)

「オフィスの面積やレイアウトを再現するよりも、気軽に会話できることに焦点を当てたNeWorkの思想が我々には合っていたのかなと思います。機能は今後アップデートされていっても根本の思想は変わらないと思うので。」(岡村さん)

成果・効果 仕事の相談や共同作業にも
人となりを知る雑談にも使える

保髙さんのチームでは、業務中は常にNeWorkにログインするというルールで運用されています。ルームバブルは、各職種ごとのルームがあって、残りは会議室になっているそうです。職種ごとのルームはオフィスでいう自席のイメージで、近くの人と話してもいいし、喋らずに作業していてもいい場所になっています。

何か話したいことがあれば、NeWorkの1on1やルーム呼び出し機能で話しかけたり、チャットの流れから「2番の会議室で話そう」と伝えたりすることも。保髙さんは他のメンバーが話しかけやすいよう、基本的には雑談ルームに常駐しているそうです。このようにNeWorkを導入することで会話のハードルが下がり、オフィスでは自然と行われていた「ちょっとした相談」「偶然の会話」が在宅勤務でも起きやすくなります。

アートのマネジメントを行う岡村さんは、特に「画面共有の機能がグラフィックデザイナーの仕事で重宝している」と語ります。NeWorkは複数人で同時に画面共有できます。まるでオフィスで席を並べるように、先輩と後輩がお互いの画面を映して見比べながら仕事を教えることが可能なのです。岡村さんが「在宅勤務によって難しくなった」と話していた口頭での技術の伝承に、NeWorkが役立っています。

保髙さんは、よく使う機能として「聞き耳」を挙げていました。聞き耳は、視聴のみの状態でルームに参加できる機能です。プロデューサーに話しかけられると緊張してしまうメンバーもいるため、他のメンバー同士の会話を外から聞き耳することで、人となりを知るのに役立てているとのことでした。また自分が直接は関係していない仕事の話も、興味があれば自由に聞き耳できるので、教育という観点でも効果が出ているようです。

※他の人に会話を聞かれたくない場合は、ルームのロック機能で聞き耳できないように設定もできます

NeWorkを導入したことによる一番の成果は「Web会議ツールとチャットツールで生じていたコミュニケーションの”隙間”が埋められたこと」だと、お二人は語ります。

在宅勤務でも作業は問題なくできているが、社内の人間関係や意思疎通に問題を感じるという方は、ぜひNeWorkをお試しください。

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